じゅうの診断

霊視とじゅうの診断による鑑定の記録

暗く悲しい過去

家族がいない人はこの世には存在しません

 

親があり子があり

脈々と引き継がれた血があります

血縁がいない人はいません

 

 

家族がいますか?と聞かれて

いませんと答える人もいるでしょう

 

家族とはとても特別な存在です

お互の存在を許し認め、安心して接することができる人

父であり、母であり、師であり、きょうだいであり、友であり、恋しい相手

全ての要素を兼ね備えた偉大な存在

それが家族

 

私たちの血にそう記憶されているので

(本当の)家族がいないという人がいるのでしょう

 

私の中でも家族という一言で

様々なシーンが浮かんできます

私は残念ながら、父と母と絶縁しています

そうなるには語りつくせない物語がありました

泣いて、もがいて、父と母の理想の娘になるために

私は何もかもから目を背けて自分を形成しなければならなかった

 

誰しもが経験のあることだと思います

何も私が特別だったわけではないと思います

 

私が初めて経験したストレス疾患はメニエル病でした

その次にパニック障害

最後にはうつ病になり

疾患を抱えていた期間はおそらく15年以上

私の記憶がほとんどない期間は7年ほどです

 

私が精神疾患になった時

母は

そうやって病気になって、私たちを苦しめたいのか?

と問いました

 

 

いい娘になりたかった私には酷な一言でした

母がしていたことは「子育て」だったので、何も悪いことではなかったと思います

それがたとえ、世間一般とは違っていても、私が苦しんでいたとしても

母が育ってきた環境で自分がされてきたことを私にしたまでです

 

すごいですよね・・・私は今、私の祖母や曾祖母まで否定しました

母親を否定することは、結局その上の世代まで否定することになるのです

 

でも・・・

私に流れる血には少なくとも、そういう歴史があるのです

なぜ母がそういう人格形成になったか

突き詰めるとそうなってしまいます

 

私の人生に大きな影響を与えた父

不思議なことに大好きな人です

大きな嫌悪感を持っていますが、私はたいていのことを思い出せません

記憶がないというよりも封印されている感じでしょうか

17歳の自分と父

そこの記憶の扉は開くことができないのです

 

人は自分の人格が侵されそうになった時の記憶

その記憶によって人格が壊されそうになった時

自分を守るために記憶が封印されてしまうようです

人間は本当に強い生き物です

 

世間一般からすると

私は父と母を許し認めるべきなのでしょう

そして、生み育ててくれたことを感謝するべきです

今すぐにでも連絡をして「和解」するべきと言われたこともあります

 

その「和解」が問題です

私が落ち度を並べて謝罪するのでしょうか?

あなたたちの望む娘になれなくてごめんなさい

その言葉では誰も救われない

 

父と母に謝罪してもらう?

彼らの正義の子育てを謝罪して何になるのでしょう

それでは誰も報われない

 

私の考える「和解」への道は

どんな気質による考察でも反省でも、最善の道が分からないままです

 

もちろん、父と母には感謝しています

今でも母が作ってくれた料理が恋しいし、母に似た容姿、肌が好きです

父が貸してくれた本、たくさん撮ってくれた写真、父の勤勉さを尊敬しています

私の中にある記憶はたくさんの美しいものばかりですから

 

しかし、それ以上に私が背負ったものは大きかったです

何年もまともに働くことは出来なかったし、消化することができなかった

うつ病と対峙するには原因と向き合わねばならないのです

全てがうまくいかなかった

自分の子供を手放すことにもなった

あの時父と母の正義の形が違っていれば・・・そう思うととても暗い気持ちになりますし、何よりも私の人生は反省に満ちているのです

生まなければよかった

母の言葉を反芻しては

生んでくれなくてもよかったと

100回でも200回でも思わなければいけない人生です

生まれたことすら反省する人生は暗く悲しいのです

 

 

普通の家庭はどれくらい存在しているのでしょう

優しい父、しっかり者の母、聡明な子供

なんの疑いもなく信頼関係で結ばれ、仲が良く、ケンカなどしたことない

これは言いすぎだとしても

それなりに、色々あって、それぞれの我慢があって家族は成り立っています

もし、あなたに普通の家族がいるというなら本当に大切にしてほしいです

 

家族とは分かり合えない関係性もあります

それこそ、殺人事件の比率は家族間が50%近くを占めているというデータがあるくらいですから、家族であるからこそ関係をこじらせていく可能性もあります

理想の家族を追い求めてしまったり、甘えから自分本位になってしまう人は多いですね

占いでも相談件数はかなりの数になっています

 

家族の普通が世間の普通にならないこともありますので、悩みがあるときは遠慮なく相談してくださいね

気質で解決できるならそれは素晴らしいし、経験値からお話しすることもできます

 

 

 

ちなみに私の現在は主だった病気もなく、心身ともに健康です

皮肉なことに父と母と縁を切ってから、苦労はあるものの順序に進んで

過去の暗く苦しい経験があり、そこからの脱却があったからこそ占い師となり

家族もいます

とても幸せです

毎日目にするものが美しく、食べるものがおいしく、人生を楽しむことを生きることをしっかりできるようになったのは、過去のおかげです

 

私の人生は反省に満ちています

だからと言って自分が幸せになってはいけないとは考えていません

もし、手放した娘と息子の幸せな時間のために私が必要なら、その意志に沿いたいと思います

 

実際の私に会ったことのある方は、私にそんな過去があるとは思えないと言います

明るくちょっと天然で態度がでかい人

それが私の本来の人格ですから

そんな自分に自信があるからこそ、いただけるお言葉だと思います

 

時々、反省の波にのまれ、大泣きをしますが

その涙が今の人格を助けているのだと思います

 

もし、家族の望む自分になりすぎて、自分が分からなくなったら

私にご相談くださいね

 

 

 

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